ライ・クーダー『Get Rhythm』

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87年リリースのライ・クーダー10作目。タイトル曲は当時PV をポッパーズMTVで見た記憶がある。ピーター・バラカンライ・クーダーが大好きなので、何かあると必ず紹介をしてくれた。『Across The Border Line』がロンサム・カーボーイのCMで使われていたのは知らなかったが、ライ・クーダーが日本のCMに出ていたのは記憶がある。この時点でライ・クーダーを使うというセンスはそうは言っても流石で、この感覚を早く思い出して欲しいものだ。

 

アルバムは硬質な音が交錯する比較的ハードエッジなもので、スライド・ギターも例によって鳴りまくりだが、エレキ・ギターの質感が目立つので渋さが別方向に向いている。一聴するとうるさく聴こえるが、鳴る音の渋さに降参。『Low Commotion』や『I Can Tell By The Way You Smile』等は痺れが来る程カッコいい。この魅力に気付くまで23年もかかった訳だな。長いなあ。