The Wallflowers『The Singles』

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やった!これは!80年代後半にXTCのアンディ・パートリッジがプロデュースしたシングル『Thank You』を含む編集盤。ボブ・ディランの息子がいるバンドと同名のUKのグループの唯一の音源が本人たちの自主制作で再発。これは買い逃し厳禁でしょう。

 

この曲は傑作だと思う。アンディ・パートリッジのポップな面がよく出ていて、かつ初々しい、カッコいい!当時、ピーター・バラカン鈴木さえ子がやっていたラジオ番組があって、そこで鈴木さえ子がかけていたこの曲を聴いてレコード屋に走ったのを思い出す。12インチは今でもたまに聴くが、まさかCDで再発されるとは夢にも思わなかったので、これは速攻購入でした。多分すぐに店頭から消えてしまうと思いますが・・。

最後でテンポが変わるところなんか『Earn Enough For Us』みたいだし、ドラムとベースの太さ、そしてギター・リフの切り込み方など、すべてが完璧なポップ・ソング。売れなくてどうする!という感じだが売れなかったんだよなあ、きっと。アルバムが出てない上、同じ名前のグループがその後のさばってしまう訳ですもんね。ラストの『That Girl』なんかも変わった曲だが、ほぼ『Thank You』1曲のためにあると言っても過言ではない作品。偶然ではあるが見つけて良かった・・。