スコラ 坂本龍一 音楽の学校 ドラムズ&ベース編第2回

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今回は高橋幸宏をメイン・ゲストにドラムの話。鼎談にも出てきたポリスの『白いレガッタ』を聴きながら書きます。

「一番影響を受けたドラマーは?」の問いに「リンゴ・スターだね」と即答。タムからスネアに移るフィルはあまりない、という話を実演しながら解説してくれた。確かにそうだ。リズムの弾みについて色々と示唆があったが、高橋幸宏の場合、ハイハットを弾ませるのはよくあるパターンで、立花ハジメの『レプリカントJB』でもそれは明らか。よく真似しました。

ストーンズチャーリー・ワッツはスネアを叩く時にハイハットを叩かない、という話は有名で、実は自分も最初はそうだった。まったく自己流なので特に意図はなかったが、福島でバンドを組んでいた際にメンバーに最初に指摘されたのがそこだった。でもギターの人はそれではリズムがとり辛いみたいで、すぐに全部刻むようにしたが、それまで全く指摘されたことがなかったので「そういうもんかな」くらいに思っていた。でもこれは手癖なんですね。

「スネアの叩き方には2種類あって・・」みたいな話は恥ずかしながら初めて知った話で、実演を交えて音を聴くと確かにそうだ。高橋幸宏の場合は押し付ける形での叩き方がデフォルトのようで、音色もそれで出来ている。う~ん、確かにこの音だよなあ。要はスネアを枠と一緒に叩くスタイルで、この方がパンチのある音になる。これはいずれ是非試してみたいが、いつになることやら・・。

まるでドラムの教則本みたいな内容だったが、相変わらず非常に分かりやすいし、見えなかったものが見えてくる内容であることは間違いない。次回はベース。これも楽しみ。