カーネーション『Young Wise Men』

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88年リリースの1stは買い逃して以来ずっと気にしていたが、川崎の中古屋でサクッと見つかった。1500円とド安めだったので速攻で手に取った。このアルバムは『恋は底抜け』に尽きる。

印象的なイントロの『ビーチで写真』は先日のUstでのライブでも演奏されていたが、政風会とのカップリングで出ていたミニアルバムでは地味な印象しか残さなかったカーネーションが満を持してリリースしたこの1stは発売当時メトロトロンから出ていた。鈴木博文の1stソロに続いて出たこのアルバムも出た瞬間に入手して聴いたが、いつも聴くのはA面の1曲目と2曲目まで。気が向いたら『防波堤のJ』を聴くくらいだ。何故かというと音が若いから。少し青臭いんだな。歌詞も強引だし。カーネーションが一皮むけるのは3rdの『エレキング』からで、ここでの突き抜け方には圧倒された。『Black Sea』的ですけどね。

ということで資料的価値から左程抜け出す印象のないアルバムではあれ、持ってて損するものではない。というよりファンならマスト。