トッド・ラングレン『For Lack of Honest Work』disc 2

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2枚目もたっぷり収録。70年代後半から80年代中盤の音源を披露。

最初はUTOPIAプログレ期の録音で『The Seven Rays』や『Mister Triscuits』といった『アナザー・ライヴ』収録の楽曲。後者は13分近くある。必殺の『The Last Ride』も収録。それにしても音がライブハウスで録られたかのようなこじんまりした感触で生々しい。アット・ホームに聴こえてきて臨場感がある。

最近の流行りは過去のアルバム全曲をライブで演奏するというもので、スティーリー・ダンなんかも度々やっているようだが、トッドも『A Wizard , A True Star』や『Healing』でやっている。81年録音の『Healer』はライブではなかなかお目にかかれないが、この時期は演奏してたみたいですね。

 

トッドは必殺ものが多いが、ここでは『Love Is The Answer』や『I Saw The Light』を収録してくれている。

82年の音源は多少音が籠り気味だが、最重要曲の『A Dream Goes On Forever』を収録。この曲が一番好きだなあ。お客さんも盛り上がっている。ライブではこぶしが回りまくってイマイチだが、原曲は死にそうなくらい美しい。

 

最後は『A Cappella』ツアーから。一人多重録音のアルバムも凄いが、それをコーラス隊でライブで再現するのはワクワクする試みだった。これも必殺の『Honest Work』で締める。収録されてないけど、このアルバムでは『Pretending To Care』が一番好きかな。