ファンカデリック『Let's Take It To The Stage』

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75年リリースの7作目。買い直しだが非常にいい。1曲目から飛ばしてくれている。

それもそのはず、この頃はパーラメントとの本格的な活動が始動した年で、同時にブーツィーのバンドも一緒に録音されていた。そして『マザーシップ・コネクション』がこの年に出る訳で・・。悪いはずがない。タイトル曲はアース・ツアーでも演奏されていたし。

 

『No Head, No Backstage Pass』や『Stuff and Things』もカッコよくて大好きだが、『Get Off Your Ass and Jam』のシンプルなリフにやられてしまう。

それにしても死人みたいな不気味なジャケットだが、内容の方はポップ極まりない。パーラメントに近い感触もあるので、ついつい避ける向きにもお勧め。ブーツィー・ボイスが初めて登場するが、これはジミヘンの物真似から始まったのか・・。なるほど知りませんでした。言われてみれば確かに。

最後のバーニーのソロが多少アルバムの印象を奇妙なものにしているが、ただ単にポップには終わらない意地が見え隠れする。