矢野顕子も熱心なリスナーではなく、オリジナル・アルバムで持っていたのは『愛がなくちゃね』と『ただいま』くらいだった。母性が邪魔だった訳だが、その内CKBと一緒に揃えていこうと考えていた矢先のニューイヤーセールということで。86年リリース。
思った以上に音がでかい。80年代の音が嫌味なく入っている印象。『David』もここにいるのか。そういえばミック・カーンが死んでしまったが、この曲はデヴィッド・シルヴィアンのことですよね。やっぱり猫が好きってか。あの番組好きだったなあ。
『そこのアイロンに告ぐ』も入ってるじゃないですか。これはポッパーズMTVで珍しくかかった邦楽。カッコよかったなあPV。『おてちょ』もカッコいいですね。『ローズ・ガーデン』もそうだが、突如突出した曲が収録されているのが矢野顕子のアルバムの醍醐味。このアルバムは全体的に鋭くて好きですが。
『海と少年』は大貫妙子のカバーですか。大分カッコよく仕上げてますね。フュージョンの曲みたい。『夏の終り』はオフコース。オフコース自体を聴かないので、カバーでどう変わったか分からないのが残念。『Home Sweet Home』もいいですなあ。というかこのアルバム自体クオリティが非常に高い。聴かないできたことを反省します。