バッドフィンガー『Magic Christian Music』

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バッドフィンガーも新年明けまして買い替えましょう、ということで旧盤を処分して買い直した。ただし中古なので、今出回っている2010年リマスター盤ではない。逆にそれが出たことで中古市場にバッドフィンガーが潤沢に流れてきている。今回そちらをまとめて手にしたということ。アナログからだと2回目の買い替えか・・。

ということで70年リリースの1st。このアルバムはポール・マッカートニー提供曲の『Come And Get It』に尽きる。

 

前身バンドにアイヴィーズというのがあるが、今まで手にしたことは一度もない。何故かというと青臭いからだ。この青臭さがバッドフィンガーの持ち味とも言えるが、1stではその幼さ度合がオリジナル曲にまだ強く残っていて、ポップスとしての成熟を感じないのだ。なので、このアルバムは1曲目とジャケットの美しさのみということになる。

今回買い直しで音が多少いいのかと思ったが、以前持っていたCDと音圧があまり変わらなかった。よく見ると制作協力ストレンジデイズとあるので、これはスクイーズの時と同じで音は変えずに紙ジャケ化、というパターンかもしれない。なので音的にも余り感動はなかった。2010年リマスターの音が逆に気になってきたな。これは少し勿体ないことをしたかもしれない。