『GRANOLA』

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5年飛んで87年リリースの矢野顕子解散前作品。細野晴臣のカバーが立て続けに収録されている。テイストは一気にフュージョン風に変わった。安定し切った演奏と成熟のアレンジ。5年の間にこうも変わるか。『花のように』『自転車でおいで』といったCMタイアップ曲も収録されている。『おおきいあい』もここか。

『やがて一人』なんてモロに80年代の音だが、80年代も前半と後半で大分違うんだな。よく語られるのはパワーステーション系の後半の音。先程の『愛がなくちゃね』での音はまだ機材が進化中のものだからアナログ感が残っている。というより後半の音は暑苦しさが漂うドラムの音が特徴的だ。

『花のように』は確かにポップでいい曲だ。CMで聴いた記憶はないなあ。『Levee Break』の細野風エキゾチック仕様にはびっくり。上手にニューオーリンズを料理してある。パーカッションは仙波清彦だ。この曲の意図は何なんだろう。細野晴臣カバー2曲と合わせて何かのオマージュかな。

『自転車でおいで』は『釣りに行こう』と合わせてスローライフ系のとてもいい曲。この辺りの嗅覚は『HOSONO HOUSE』のような日常風景を描く緩やかな路線へのレイドバックか。もしかしたらテーマはそこにあるのかもしれない。だからこその『GRANOLA』なのかな。

『おおきいあい』はyanokamiでもやっていたので知っていた。これも好きな曲ですね。オリジナルもカッコいいなあ。