パブリック・エネミー『It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back』

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88年リリースの2nd。PEは『黙示録91』しか持ってなかったが、これがシーンを塗り替えたとのことだったので、しかも安かったので購入。ちょっと音が古いかな。ビートが弱い気がする。

しかしまあ、ラッブに勢いがある。言葉は全く分からないがこの勢いは不動だ。「全部一緒じゃない」とカミさんあたりに言われそうだが、そこはご愛嬌。結構「イェーイ、ボイ~ン」とか言ってて楽しい。PEはサイレンの音が印象的だな。「ターミネーター」「パブリック・エネミーNo.1」という単語も相変わらず連発されている。

イントロから最初のフロウに入るところがカッコいい曲が多い、というのがPEに対する印象だったが、それはこのアルバムでも変わらない。チャックDのセンスがいいんだろう、きっと。アジテーションには乗れないがライムには乗れる。ATCQのようなバックトラックの渋さはないが、オリジネイターとして敬意を表するべきアーティスト。そんな感じで楽しめばいいでしょうか。