Shi-Shonen『Singing Circuit』

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85年にノン・スタンダードからリリースされたShi-Shonenの1st。これはアナログで持っていた。懐かしい。

エグゼクティブ・プロデューサー細野晴臣ということで購入した覚えがあるが、実際はプロデュースというよりレーベル・オーナーとしての参加だったんだな。音としてはテクノ・ポップ原点回帰みたいな感覚で、1曲目の『Lovely Singin' Circuit』しか聴いてなかった記憶があるが、印象はほとんど変わらない。

 

あえて当時から変わったことといえば、自分の耳がビーチ・ボーイズを通過したことくらい。その上で聴いても甘さが過ぎる感触。音が薄い。この楽天的な雰囲気が短命さを物語るが、その後戸田誠司フェアチャイルドでブレイクした。ピチカート・ファイヴもノン・スタンダードでデビューして90年代を牽引したのだからレーベルとして果たした役割は大きかったんだろう。ただちょっとこれは幼過ぎる。もう少し奥行きのある音かと思ったが・・。

戸田誠司は04年に出た『There She Goes』が割と好きで聴いていた。『So I'm In Love』には鈴木さえ子も参加していたんですよ。これは夏に聴くには爽やかでいい曲。