『多羅尾判内楽團Vol.2』

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78年リリースのエレキ・インスト第2弾。Vol.1が意外にもタイトで良かったので安心して聴いたが、こちらは波の音をバックに曲が全部繋がっている。Vol.1ほどのタイトさはないが、間髪入れず次々演奏していく様は刺激的。曲もコンパクトなので収録時間も前回同様30分くらいしかない。

ムーンライダーズ鈴木慶一白井良明岡田徹かしぶち哲郎といったメンバーが大挙参加しており、ナイアガラの歴史にその名を刻んでいる。サーフものは白井良明が別バンドでやっていた記憶があるが、この辺に源流があったんだな、きっと。ドラムがドコドコ鳴ってていい。

『イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト』からスローな曲が続くが、この緩さが何とも心地良い。前回が冬だったとしたら今回は夏。ジャケットを見れば分かるが音もそう。休日の浜辺みたいな音楽をそれのみで貫き通してしかもアルバムにしてしまうという贅沢三昧。いくら数をこなすためとはいえ、不思議なキャリアを残したものだ。最後は音頭だもんなあ。凄いこと。ラストの『パラダイス・ロスト』のトロピカルな風情は細野晴臣の『はらいそ』と同期している。アウトプットは違うが源流が同じなので不思議と合っちゃうんだな。78年といえばYMO結成の年じゃないか。最後まで波の音が続いてフェードアウトして終わる。

ああ、早く夏が来ないかなあ。今年は海なんか行けないと思うけど・・。