スコラ 坂本龍一 音楽の学校 古典派編第4回

古典派の最終回はベートーヴェン。以前この辺は同メンバーで語られたものが白熱教室で放送されてたのでリマインドに近いが、革命、労働、といった無骨さが出てきたナポレオンの時代の作曲家。最後に演奏された晩年の曲がトッド・ラングレンの『Birthday Carol』の弦楽パートに似ていたので、『Runt』を聴きながらこれを書いています。

『運命』を煉瓦に例えて主題を積み重ねていく話や、「オーケストラは工場の分業のようなもの」といった話、よく散歩をしていて頭の中に音楽が鳴っていたのですれ違う貴族に挨拶もしなかった、という『ゆらゆら帝国で考え中』みたいな話は興味深い。

 

カツラをかぶることを拒否したので肖像画の頭が爆発している、みたいな笑っちゃう話も含めベートーヴェンに共感できる部分が近代以降。だからといって聴くことはないが。むしろ次週からのドビュッシー、サティ、ラヴェルの方が気になるな。