ビート・クラブVOL3 1970-1972 Disc 6

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巷はそろそろムーンライダーズで盛り上がりつつあるが、こちらも勝手に盛り上がってきた。

何といってもカーティス・メイフィールド。71年だから丁度ソロデビューの頃の映像で、インタビューも含めて大幅な時間が割かれている。これは猛烈にカッコいい演奏。字幕を被せていて映像が見にくいのが難点だが、それを補って余りあるファンキーさで、ニュー・ソウル勃興の瞬間を確かめることが出来る異常に貴重な映像だ。グルーヴも半端ではない。

この回は初っ端からビリー・プレストン、ポコと来て一瞬たりとも目が離せないがカーティスでとどめを刺されたな。いやあすっげえなあ。と思ったらこの75回から時間が45分に短縮されている。これが噂の放送枠短縮か・・。視聴率とれなかったんだろうなあ、やりたい放題だもの。その分変なドキュメンタリーがなくなって筋肉質になってはいるが。

で、MC5が登場してくる。これも強烈な映像でギター二人が演奏しながらのけぞってしまう。ボーカルのオッサンはマイクのコードを加えてハンドクラップとほとんどコントまがいの演奏。

間髪入れずジェフ・ベックが来た!この映像をポッパーズMTVで見て録画したテープを友人に貸したら「100回観た」と言わしめた強力な一撃。もう泣きそう。何てカッコいいんだろう。ピーター・バラカンは「このピアノのマックス・ミドルトンというのは凄い人です!」と紹介していたが、やはりドラムのコージー・パウエルに目がいってしまう。ラフでスリムで最高だ。昔郡山にいた頃にバンドメンバーから「コージーさん」と呼ばれていたことがあったが、なんのなんの到底及びませんよ。久しぶりに観て朝から大感動。因に映像の3回オーヴァーダビングを敢行している。

 

で、最後マナサスかよ。泣かせるなあ。刺激の連続だ。