キャロル・キング『Pearls』

f:id:tyunne:20181023214821j:plain

80年リリースのこのセルフカバー集はしばらく探してましたが今回サクッと置いてあったので嬉々として手にしました。基本的にゴフィン&キングの作品集です。いい曲多いですよ、単純に。

1曲目からいいなあ、と思ったらこれは当時の新曲でした。3曲目の『ワン・ファイン・デイ』はどっかで聴いたなあと思ったらシリア・ポールの『夢で逢えたら』に入ってましたね。ということは大滝詠一が取り上げたということか。渋いなあ。『スノー・クイーン』はシティのアルバムでも大好きな曲で、何度聴いてもいいですね。ロジャー・ニコルズよりもキャロル本人のボーカルの方がいいよなあ。『ノット・マイ・ベイビー』も端的に曲がいい。

何故この時期にセルフ・カバーをしたんでしょうか。当時人気は下火だったそうですが、何か再起を誓う出来事でもあったのか、それともお金がなかったのか、色々ありそうですがとりあえず楽しそうに歌っているのですべてはよしとするしかないでしょう。それにしても声が変わらない人ですよね。

最後の方はバーズが歌ってました。カントリーテイストが濃いですね。キャロル・キングも息の長い人ですが、いい曲書く人っていうのはいつの時代にも重宝されるんですよね。30分強で終わってしまうのが勿体ないとてもいいアルバムだと思います。