Perfume『Spring of Life』

f:id:tyunne:20181024212158j:plain

Perfumeのシングルはアルバム発表まで買わずにいようと思いましたが、中古屋にサクッとDVD付があったので枚数合わせで手にとってしまいました。さて、少し変わったかな?

まず音圧が下がった気がします。Perfumeの場合音が他のCDより大きいので最初にボリュームを下げるのが通例なんですが今回はそれが必要なかった。ユニバーサルに移籍して音圧もグローバル対応したのかな。音の印象も少し全体にベールがかかったような感じで、これまでのようにビートが強烈に強調されたような作りではありません。

PVはビョークのようですが、Perfumeは踊ってくれるので肉体性が違う。思えば1年前は『レーザービーム』だったわけですが、あの曲はサビのキャッチーさに比べて全体の旋律が今ひとつの印象がありました。今回の新曲はそこの落差があまりない。そういう意味では『スパイス』後の好調を維持、といったところでしょうか。しかし海外進出といっても手玉を変える風でもなく淡々と従来路線を踏襲するところなんざ渋いですね。

カップリングはこれも最近目立つ幼児路線。文句を言う程のものではないですがあんまりこっちはねえ・・。こんな感じでPerfumeの成長路線は続いていくんですね。どこまで行くか?と毎回書いていますが一向に勢いが衰えないのは流石です。K-POPは流行りものですのでブームが過ぎれば忘れられていきますが、Perfumeの場合は音楽性とビジュアルの個性が際立っているので時代の流れに埋没しないで生き残っていくように思います。中田ヤスタカの存在は本当に大きい。あとはマンネリズムとの戦いで、これをどうやって凌いでいくか。見物ですね。とりあえず脚が綺麗なので今はすべてが許されます。