XTCのデイヴ・グレゴリーがメンバーにいるバンドの新作です。以前動画を観てこの作品の発売を知りましたが、何故かプログレ風味満載の音に少し意外な感じを持ちました。聴いてみると悪くはないですね。
そもそもプログレ自体をあまり聴かないので、この音がどういったアーティストの影響下にあるのか判別することが難しいんですが、実際結構爽やかな音で、勿論XTC節のようなギターの音も何となく散りばめられているような気もするので意外と楽しめます。ポップなプログレという意味では一時期のユートピアや80年代以降のキング・クリムゾンなんかは聴いてはいるので、そこに近いかとも思いましたがやはり少し違う。
この辺の毒のなさが逆に邪魔にならなくていいんですかね。以前ケストレルというバンドの作品を聴いたことがありますが、あの辺に近いかな。ドロドロしてなくてポップ。それでいて演奏主体で構成もある。他に例を知らないのでもっと勉強が必要ですね。
マイミクさん曰く、オヤジバンドのよう、とのことですが確かにそんな感じはしますね。まあでも楽しそうに演奏していていいんじゃないかと思います。パグウォッシュより切れはあるんじゃないかなあ。方向性はちょっと違うけど。これがいわゆるオリジナルのオーラというものかもしれません。あくまで元XTCという意味ですけれども。何らかの形でXTCには復活して欲しいですね。
