The Beatles In Mono『The Beatles』Disc 1

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本日は久々に休みをとりました。ここのところずっと忙しかったのと、長い通勤時間に体力が限界に近づいて来ていたので、ここらで少し小休止です。

ということでホワイト・アルバムの1枚目に突入した訳ですが、微細な違いはあるものの概ねはステレオ盤と大差ないような印象がまずはあります。このアルバムは特に曲がいいですし、ステレオ盤でも極端なミックスはなかったので、モノラルになっても余り違和感なく聴こえます。『ディア・プルーデンス』の間奏のドラムはやっぱり鳥肌が立ちますし、その後の『グラス・オニオン』のスネアの斬り込み方もカッコいい。その辺はこれまでと同じですね。ここまで散々書いて来た音圧の低さもここまで来ると余り気になりません。

『ハピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン』のミックスはベースの入り方がカッコいいですね。より荒々しく聴こえるのは気のせいかなあ。『ブラックバード』の鳥の鳴き声がちょっと違うことは殊更大袈裟に捉える事象ではないと思いますが、『ピッギーズ』のSEの違いは少しだけびっくりしました。この曲はモノラルになって格調が高く聴こえてきますね。ストリングスの音が少し前に出てくるからかな。

このアルバムはポールの曲に好きなものが多いんですが、中でも一番の『アイ・ウィル』はここでも微細な違いこそあれ同じようにいい曲でした。全体的に見ても元々モノラルとステレオで余りミックス変わらないんじゃないのかな。もう次からオリジナル・アルバムでのモノラル盤が存在しない時期でもありますし、極端な効果を施す時代でもなくなって来たからなのかと思いますが、その分違いが減って微妙な差を楽しむマニア向けの商品として存在する形になって来ているような気がしますね。

でも紙ジャケットやオマケのポートレート等、再現度合が丁寧なので、パッケージとしては持ってて損無し。とりあえずまだ1枚目ですが2枚目で変わるかな?