キンクスといえばやっぱりこれでしょうね。この後の『アーサー』や『ローラ』もいいですし『マスウェル・ヒルビリーズ』も最高なんですがやっぱりこれ。何がいいかって曲がいいんですが、アコースティック色が強いのも好きな要素のひとつです。
表題曲のセンスの良さは初めて聴いた時にこれまで聴かなかったことを大いに後悔しました。なるほどXTCのアンディ・パートリッジがブラーに薦める訳だ。表題曲の他にも『Picture Book』や『Starstruck』『Monica』といった必殺チューンが含まれていて聴きどころが多い作品です。どこか牧歌的なところもいいですね。
物凄く売れたアルバムかというとそうでもないようで、活動歴が長いだけに見過ごされがちな作品でもあるんですが、キンクスの本質を知るにはまずこれから入るのが妥当ではなかろうかと思います。
