ジェリーフィッシュ『Bellybutton』

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ジェリーフィッシュは2ndの方がポップで好きですが、この1stにも『Baby's Coming Back』や『The King Is Half Undressed』みたいないい曲が収録されているので見逃せません。最近初期のライブ盤が発売されたので改めて聴いていますが、何せオリジナル・アルバムが2枚しかないのにこの継続っぷりが凄いですね。

デビュー盤なのに最早成熟度が半端ではなくて演奏もうまい。アンディ・スターマーが相当練習好きだったようで、この後離れていくメンバーもいますが、その後の奥田民生との邂逅やPUFFYの名付け親にアンディがなったことなんかも含めて日本ではお馴染みのグループに後からなっていった感があります。

いわゆるパワーポップと呼ばれる既視感のあるサウンドはその後も長く賞味期限を延ばしていて、ビートルズXTCと来てオアシスやブラーではなくこのバンドに行くところが実は正当派ではないかと。それを奥田民生の評価が証明しているんじゃないかな。『悩んで学んで』は名曲ですもんね。