ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ『My Heart Is Home』

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2ndが出た時もびっくりしましたが更に新作があるとは。驚くべきロジャニコの3rdアルバムです。エヴァーグリーンな音像はそのままに今の音を美しいコーラスで鳴らす素晴らしい作品です。この辺はもう鉄板ですね。

病み上がりの耳には優しく響きますが、意外とアップテンポの曲もあったりして齢70前後?にしてこのクオリティは何ということでしょう。ビーチ・ボーイズの新作も素晴らしくて驚きましたがこちらも凄い。カーペンターズの『We're Only Just Begun』のセルフカバーもあったりして美しいといったらありません。聴いていて倒れてしまいそう。(それは体調のせいかな)

コーラスっていうのは人間の声で構成されるものなので、本人達の生の魂がそのまま音として記録されます。そのため唯一無二になるもんですから代わりがきかない。そういった意味でも長続きするしできるアーティストは限られると思うんですね。構成力も必要だし、何よりオーラが違う。昔会社の音楽祭で審査員をやった時もコーラスグループは独特の魅力を持っていて、観ていてフィジカルな魅力を感じたものです。クリスマスにも合いますよね。

次作の構想もあるとのことで、もう行くところまで行ってくれ!という感じです。