00年リリースの4作目。これはいい!
プロデュースは鈴木博文、ミックスは鳥羽修です。『Stargazer』の奥行きのある音、『Time And Motion Study』のグルーヴ。大分貫禄が出て来ました。前作から4年のインターバルがありますが、青山陽一同様メトロトロン末期のサウンドは適度に重さがあって楽曲のクオリティもうなぎ上り、ということでプロダクションがしっかりした作品となっています。なかなかいい仕事をしていますね。
ドラムが夏秋文尚、キーボードが伊藤隆博という布陣で、ムーンライダーズや青山陽一の作品にも参加している人達がしっかり支えているのも要因のひとつかと思います。鳥羽修は元カーネーションですし。ライダーズ系一派がこぞって参加した外れのないプロダクションにビートルズ風の楽曲が流れるとあっては諸手をあげずにはいられないのではないでしょうか。このタイミングで聴けてよかった。
佇まいはあくまで穏やかですが、しっかりとした意志を感じるいい作品に仕上がってますね。これは見逃していたなあ。