ムーンライダーズ『ムーンライト・リサイタル1976』disc 1

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アーカイヴシリーズの第1弾。何と年明けには『アマチュア・アカデミー』期のライブと活動休止前ライブの2発が発売予定、ということでまだまだ続くこのシリーズですが、何せ単価が高いので細切れに中古で見つけたら財布と相談してピックアップしているような状態です。

この1stライブは矢野顕子細野晴臣がゲストで参加しているとあって目玉商品なんですが、テイストははちみつぱいの流れをまだ引きずっている感覚で、しっとりと楽曲が進行していきます。既に赤いアルバムの『砂丘』なんかもやっていますし、『スカンピン』なんかも聴けるとてもいいコンサートです。この曲は曽我部恵一のカバーもよかったなあ。

そして矢野顕子登場。挨拶の何と初々しいこと。『さよならアメリカ、さよならニッポン』のカバーから始まりますが、既に独自の解釈で別の曲のようです。あっという間に終わって『丘を越えて』に移ります。しかし最初から貫禄のある歌い方だなあ。

細野晴臣は『泰安洋行』発売直前ということで『蝶々-San』『SAYONARA』『Black Peanuts』の3連発。中華街ライブを思わせる演奏ですが、あちらはティン・パン・アレイ。でも当時のあがた森魚『日本少年』でもムーライダーズがバックを務めていたりしていますので、ここでの共演はある意味必然です。演奏は安定していてカッコいいですが、やっぱりこの低い声で全部持っていっちゃいますね。最後の演奏でテンポを指示したりする様子はまるでラスト・ワルツのボブ・ディランザ・バンドのようです。

ということで後半はまた後日。