さあ今年もあと出勤日2日を残すのみ!気合いを入れていかなければ!今年も沢山聴いたなあ。
ということで74年リリースのこの作品はアース・ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトが表題曲をプロデュースした作品で、ずっとチェックしていたタイトルです。どうも90年代のアシッド・ジャズ・ブームで再評価されたようですが、非常にファンキーで美しい音が並んでいますね。何でこれをチェックしたのがすっかり忘れてしまいましたが、一時期EW&Fに凝っていたことがあったので、その頃かあるいはレア・グルーヴものを集めようとしていた時期か、いずれかのきっかけだったように思います。
基本インストですしジャンル的にはフュージョンに位置付けられる作品ですが、聴き心地はハービー・ハンコックなんかに近い感じ。先日佐藤博も初めて聴きましたが、こうしたキーボード・プレイヤーの作品は快適に響いてきていいですね。何でもモーリス・ホワイトは過去にこのラムゼイ・ルイスのバンドでドラムとして参加していたようで、その頃からの付き合いがブレイク後に恩返しをするような形で結実したのが本作のようです。
鳴り響いていくあまりに快適な音の集積はややもすると耳を通り過ぎていってしまいますが、この辺りばっかり聴いている人には堪らない感覚なんだと思うし、DJ文化で発掘されたのも分かろうというもの。ダンス音楽ですね、基本は。ファンキーなものはそれ自体ですべてが許されます。