耳鼻咽喉科『偉大なる2年』disc 2

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2枚目にはライブとスタジオ録音が収録されています。ライブの荒々しさに比べてスタジオ録音の方は音が整理されていてニューウェーブ臭漂うほのぼのとした音源を聴くことが出来ます。

『夜の煙突』の初期バージョンはライブですが、既に結構盛り上がっていて凄いですね。曲の構成も若干違いますが、サビは既にしっかりしていて、これが後に森高千里にカバーされることになるとは夢にも思わなかったでしょう。実際には依頼に応え切れずに持ち歌を提示して採用されたようですが。

それにしても『月世界紳士』の完成度は素晴らしい。直枝政広が音楽活動を続けることになったのは『夜の煙突』が契機になったんだと思いますが、この曲の存在も大きいのではないでしょうか。ある意味『防波堤のJ』にも近いしっとりとしたロマンティック路線。この多面性がカーネーションの奥行きを形成しているような気がします。

さて、次はDVD。90分以上もあって平日にはきついですが、楽しみです。