キンクス『at the BBC』disc 2

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2枚目は67年から72年の絶頂期の音源です。

基本的に曲もいいんですが、ベースの音が太くなっていて全体的に音がタイトになっている印象があります。この辺が一皮むけた感覚に聴こえる原因ではないでしょうか。『Monica』のライブなんてのも聴けます。コーラスが急速に美しくなっているのもポイント。『The Village Green Preservation Society』は完璧だと思うんだけどなあ。『Animal Farm』なんかはこれライブなの?もしかしてレコードをかけているだけでは?

後半は『アーサー』や『ローラ』からの曲が畳み掛けるように続きます。『Victoria』『Lola』『Apeman』といった名曲群が発売直後のスタジオ録音盤に忠実な再現で続くと演奏力の高さとバンドの勢いにひれ伏してしまいます。でも何度も言いますが『Apeman』はこれ本当にライブか?

それにしてもどのディスクも78分収録というのは聴く方にも覚悟を強いますね。