ヤング・ラスカルズ『Groovin'』

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67年リリースの3rd。新春放談ばかり聴いているとテーマ曲に山下達郎の『グルーヴィン』のカバーがかかっていたりするので、何となくいつか聴かねばと思っていたところに中古屋で発見、といったところです。

正直初めて聴きましたが、ソフト・ロックみたいな佇まいなんですね。特に2曲目の左右へのパンなんかはCDプレーヤーが壊れたかと思う程の雑さでびっくり。時代はサイケデリックですのである程度は仕方ないですが、もう少し何とかならなかったのか。

とはいえタイトル曲の突出度合は比類なきもので、こいつは永遠。いい曲ですよね、やっぱり。音は古いけど曲はいい。意外と音数が少ないのには驚きました。でもちょっとそこまでかなあ。少し思うのはあまりにも音源が古過ぎると今の耳には届かない。オールディーズもいいんですが、何度か周回してまた再評価されるサイクルが限界を迎えているのではないかということ。あまりに稚拙な処理は最終的に消えて行ってしまいかねない。そんな風にも思いました。杞憂かもしれないですが。