坂本龍一『戦場のメリークリスマス 30th anniversary edition』disc 1

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戦メリのサントラが再発されました。実は映画音楽が苦手なのでこれだけは持っていなかったのですが、音がいいとのもっぱらの評判なので大枚はたいて購入。しかしこの時期に3800円とは何と強気な・・。

エンジニア自身語っている通り、音圧がかなり低めです。何度か書いているように09年のビートルズリマスター以降、低めの音圧は一種の流行りになっていますので左程驚く程の話ではありませんが、それにしても低過ぎでは?そもそもオリジナルを聴いていないので音の比較が出来ないということもあってここは語れませんね。とはいえMIDI再発の鈴木さえ子なんかは音がでか過ぎてちょっとどうなの、と思わざるを得ませんでしたので、ここは正解だと思います。

それにしても30周年ですか。。戦メリは公開と同時に友達と観に行きましたが、何といっても中学生。感動も何もなく端的に「カッコいいなあ」といった印象でしたが、やはりラストのビートたけしのアップでグッと来てしまったのは否めません。立花ハジメが出ていたなあ、とかサウンドストリートで言っていたのはこのことか、といったマニアックな視点でどうしても観てしまうという性。一緒に行った友人には共有できない点ばかりが目に入ったような記憶があります。彼は今どうしているんだろう。

映画音楽は映像と共にあるものなので、映画を観てしまった後では単独で聴けない側面があってどうしても避けがちになります。今回もそれは同様で、やはりBGMにしかならない。刺激を求めて聴くものではありませんね。だから当時も買わなかったんだろうと思います。