シェリアン・オーファン『Century Flower』

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鈴木さえ子がかつて毎朝聴いていたというシェリアン・オーファンの89年2nd。1stの『Helleborine』も大分探して買いましたが、この2ndも、また未聴の3rdも本当に見つからなくて困っていました。先週たまたま寄った中古屋で本作を発見。思わず「やった!」と叫びそうになりました。しかもたったの300円。で、内容はすこぶるいいですね。

1stよりかなりポップになっていて、かつクラシカルな風情は変わっていない。クラッシックとロックの融合はビートルズの弦楽器導入以来左程の進化はしていなかったように思います。勿論ELO等もありましたが、このグループは画期的にポップスとして弦楽器主体の楽曲を成立させていて、かつ透明感が凄い。2ndでもそれは変わらず貫かれています。

 

今回はリズムに多少重点が置かれた曲が多いのが特徴かな。曲によってはエレクトリック・ギターも登場して意外性も含んだ進化を遂げています。シェリアン・オーファンは1stで充分かと思っていましたが、やはりこれは完遂しないといけませんね。何と最近新譜も出たようなので、いずれチェックしなくてはいけません。

36分という短い収録時間を感じさせない濃密な音が詰まったアルバムだと思います。