トッド・ラングレン『At The BBC 1972-1982』disc 2

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2枚目は既出音源です。昨年聴いた『Live At Hammersmith Odeon 75』と同じ。唯一違うのは「Something's Coming」が収録されていることです。従ってほとんど同じといっていいでしょう。

『Live At Hammersmith Odeon 75』も音は良かったので、その意味でも重複感は否めませんが、そこはまあ仕方がない。音質の差があるかどうか少しだけ聴き比べてみましたが、左程の違いは感じられませんでした。若干音圧が下がってスッキリしたかな、というくらいです。

内容の方は前回も書いた通り勢いのある演奏で、ポスト『Another Live』といった印象です。ユートピアとして4人のメンバーが固定する一歩手前のライブ。70年代中盤はバンドとしての活動が絶好調でリリースもソロとユートピアで立て続けに作品を発表していた頃ですので、ライブも脂が乗り切っています。プログレ期の演奏ですが、プログレよりもポップ感が増していてコンパクト。トッドの雑食性ここにあり、といった感じでしょうか。このあたりは映像で観てみたい演奏ですね。