エミット・ローズ『エミット・ローズの限りない世界』

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ジェイソン・フォークナーで色々と検索していたら、ロジャー・マニングと共にこのエミット・ローズと録音を始めている、といった記事が目に入ってきました。また、最近聴いているヴァン・デューレン関連の記載でもこの人の名前が出てきます。要は同系統ということですね。その後、You Tubeで何曲か試聴するとやっぱりその雰囲気が漂っています。本作は70年リリースの1stとなります。

語られているようにポール・マッカートニーの色合いが濃いですが、ヴァン・デューレンにしてもこのエミット・ローズにしても、それを差し置いてもメロディが秀逸で、影響下にあることに加えた魅力を携えているような気がします。

基本的にひとりですべての楽器を演奏して単独でレコーディングしてしまうというマルチ・プレーヤーだそうですが、こうしたアーティストはトッドやロイ・ウッドだけではないんですね。ジェイソン・フォークナーも同じような制作手法ですので、シンパシーを覚えているのかもしれません。結局このエミット・ローズの場合はその後持久力が持たなかったようですが、それは仕方のないことでしょう。

いずれにせよ、いいメロディのアーティストをまたもや発見した、ということになります。