攻殻機動隊のサウンドトラック第2弾は坂本真綾のシングルだけにしておこうかと思っていましたが、METAFIVEやショーン・レノンの曲も収録されていたので、やはり手にとってしまいました。コーネリアスはなかなか新作を出してくれませんが、それまでの間はこうして最近の傾向をチェックするしかありません。
で、聴いた印象は「明るい」。攻殻機動隊は作品自体が暗いので、音もそれに引っ張られて暗くなりがちですが、今回はTV版の主題歌も含まれていることもあり、比較的明るめの印象を残しました。坂本真綾の声も優しくてとてもいいですね。声優ものは基本苦手なんですが、余り気にせずに聴くと自然に体の中に馴染んでくる声だと思います。
サウンドトラックとはいえ楽曲のクオリティは背景音楽の趣は余り感じられず、独立した作品としても充分聴けるものに仕上がっていると思います。欲を言えば切りがないですが、冒頭に書いたように最近の傾向を知る意味で耳を傾けると、明るさと共にピアノの音が耳に入ってきます。何か前向きな雰囲気がある。
コーネリアスから時代のムードを読むことが出来る。そう考えると少し社会が明るくなって来ているのかな、と感じる作品でした。METAFIVE、坂本真綾のいずれも今年のワールドハピネスでチェックできる予定です。楽しみに待つことにしましょう。
