チャーリー・パーカー『Story on Dial Vol.2』

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ビバップといえばチャーリー・パーカーということで、またもやサクッと貸して頂いた47年録音作品。とにかく曲が短いのは当時のSP盤シングル片面に収録するのが最大3分半だったから。この作品にも18曲も収録されています。

チャーリー・パーカーは名前こそ耳にしていましたが、きちんと聴いたのはこれが初めて。若き日のマイルス・デイヴィスが一緒に演奏しているんですね。ビバップの歴史を紐解くと必ずこの人の名前が出てきますが、どこが出発点か、どこまでをビバップと呼ぶのかは非常に微妙だそうです。まあこれもきっと同じで「とにかく楽しめばいい」ということなんでしょう。

ただ、時折感じるのは器楽の場合はどうしても聴き方がBGM的になってしまうということ。それがまたいいのかもしれませんが、聴き込む感じよりも聴きながら楽しむ。ああ、これが音楽かもしれないな。坂本慎太郎の最近のアプローチもそうだからね。音楽というのは構えて聴くもんでもない。

もう70年近く前の音源、ということは戦後70年だから戦争直後の録音ということになるんですね。それも凄いことだ。