ワールド・パーティー『Private Revolution』

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先日聴いた作品と一緒に購入するはずだった本盤が中古屋で売れてしまっていて入手できなかったので、探していたら僅か500円で別の中古屋で見かけたので思わず手にした作品。てっきり復活の最新作かと思っていましたが、そもそも86年リリースですのでこれが1st。この後90年代に突入して『Goodbye Jumbo』『Bang』と続く訳ですね。

この作品をリリースする前はウォーター・ボーイズに在籍していたカール・ウォーリンガーですが、音楽に独自のうねりが出て来るのはやはり2nd以降で、この1stはまだ青臭い感じがします。とはいえ一貫しているポップス追求の旅には左程ぶれはなく、後々出た5枚組のアンソロジーで新旧取り混ぜて聴いているとどの年代の楽曲なのかほとんど判別がつきません。恐らくは楽曲というよりプロダクションがこの作品ではチープだったということでしょう。経験値の差とでもいいましょうか。

それにしても作品がもっと出ているかと思っていましたが、オリジナル・アルバムとしては先日聴いた5作目と今回の1stでコンプリートなんですね。5枚しか出てないのか・・。その割には活動期間は長いし、アンソロジーもひっそりととはいえリリースされている、ということはやはりしぶとい人なんだと思います。