リー・モーガン『Candy』

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久々に音楽を聴きました。しばらく前に借りていて、ずっと聴く気になれなかったんですが、やっと落ち着いて来たこともあって、ターンテーブルに乗せました。50年代後半の録音ですが、音の粒立ちが良くて非常に快適。このタイプのジャズはBGMとしても一級品ですね。

リー・モーガンという人はトランペットなので、雰囲気的にはマイルスの50年代の作品を想起させます。管楽器単独で吹くバックでピアノ、ベース、ドラムがきちんと大きな音で演奏を支える、このスタイルがそれぞれの楽器の均衡を表現できていて清々しい、主張して迫ってくる音でもあるんですが、何故かノイズにならない。リズムに乗ることも出来るし、聴き流すこともできる。理想ですね。

この辺りの音の質感をリクエストしていたので、ドンピシャの作品を貸して頂いたことになります。まずは一発目として最適な作品でした。当たり前ですが音楽はやはりいいですね。