ブラー『The Magic Whip』

f:id:tyunne:20181104144046j:plain

最近はApple Musicでミッシングリンクを補完して試聴をすることが多いんですが、いくつかのアルバムで引っかかっていたものを中古で入手しました。ブラーの復活作はずっと気になってはいたんですが、1曲目の「Lonesome Street」が余りにもポップだったので、思わず手にとりました。

ストリーミングサービスを使ってみて思うのは、これはレンタルと似ているな、ということです。音楽好きにとっては3500万曲という圧倒的なボリュームが自分の持っていない、聴き逃して来た音源を発見するのに役立つ。たかだか月額980円ですので、中古盤1枚分ですよね。一方、左程音楽を聴かない人にとってはトゥーマッチに映るのも確かで、その際には音楽に発見を求めないコミュニケーション用として使うのかな、と思います。そうなるとこんなに量はいりませんね。

作品の方ですが、1曲目の弾けた感じがずっとは続かずに基本的には地味な印象です。ブラーとオアシスはまとわりつく言説が邪魔ですが、そんな中でもオアシスが余りにも薄っぺらいのでまだブラーの方が見込みがある。復活して期待通りのポップスを奏でているようにも思えたのできちんと聴いてみた訳ですが、左程でもなかったなあ。

今後コンスタントに活動するかどうかは不明ですが、一時期のグランジみたいな方向に行くことはさすがにないと思うので、少しだけ期待しておこうと思います。