2枚目はオーディエンス録音をリマスターした81年の来日ライブです。1stの頃にも来日していたんですね。音質は今ひとつですが勢いはあって、なるほどこんな感じか、という印象。日本で発売されるコレクターズ・クラブと同等品とのことです。
何といっても「Red」が聴きもの。これを聴くと74年の活動停止から81年の再開まで地続きであることが認識できます。だから「太陽と旋律パート2」も演奏していたんだな。当然これらの楽曲に対する観客の反応がいい訳ですが、演奏する側は果たしてどう感じていたんでしょうか。
2nd収録曲の原形や先出もあったりして楽しく聴けますが、ある意味これは公式海賊盤のようなものですので、そんな感覚で時代性を楽しむ代物なんだと思います。79分と収録時間もたっぷりですが曲数は11曲。どちらかというとやはりクリムゾンファンの財布の中身を心配してしまうのでありました。