白井良明『Of 8 Minutes 7』

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先日のレコードストアデイ限定でリリースされた白井良明ひとり40周年の第一弾シングル。売り切れると二度と手に入らないと思いDUに走りましたが、恐らく1枚きりの在庫をきっちり入手しました。アナログの7インチですが、CDも同梱されています。

で、期待して聴きましたが、結構印象は落ち着いていて若干肩透かしを喰らった感じです。もう少し派手かと思っていましたので。まずインストだったというのが意外。ボーカルは入っているかと思いましたねえ。カップリングの「M・H・T・U」は何かと思ったら「むすんでひらいて手を打とう」の略なんですね。さりげなく出てくるフレーズに気付くのに時間を要しました。

基本形はここ最近のジャズテイスト、といいますが、しっとり聴かせるタイプのギターサウンド。弾き語りに近い。弾けるようなロックやいつものようなポップスを期待するとそれは綺麗に裏切られます。しかしこれが年季を重ねたミュージシャンのメッセージだ、と前向きに受け取っていきたい。そして来るべき2ndシングルや記念アルバムに思いを馳せたい。そんな風に思います。