クラウデッド・ハウス『Woodface』

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続いて91年リリースの3作目を聴いてみます。ここで聴こえてくる音はスクイーズですね。特にニール・フィンの兄、ティム・フィンが加わってツイン・ボーカルになったところ等も影響してか、益々スクイーズっぽい雰囲気が増しています。決してビートルズではないかな。

楽曲の粒立ちは1stの青臭さと比べるとこちらの方が数段良くて、安定したポップスバンドといった趣ですが、何故か耳に引っかからない。ということはインパクトのあるキラーチューンに欠けているんでしょう。「Don't Dream It's Over」に敵う曲は彼等のキャリアの中でも一生作れなかった。だからこの曲しか歴史に残っていないんだと思います。

しかし、ニール・フィンという人はなかなかいいな。スクイーズ好きとしてはこれはやっぱり見逃せない。流石はアンディ・パートリッジ。ここへ来てまでも音楽の幅を広げてくれます。感謝しなければいけませんね。