高野寛『TOKIO COVERS』

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今年、高野寛はデビュー30周年ですが、こちらは25周年の時に出たカバー集。当時は見過ごしていましたが、ここ最近で高野寛を聴き直しているので、ついでに購入しました。16曲も入っていてボリュームたっぷりですが、とても良い作品集です。

3曲目の「ドリフター」を聴いて、既にリリース済みの作品集なのかと改めて気づきましたが、他にもトッド・ラングレンのトリビュートや細野晴臣のトリビュートなどで聴いたことのある作品が何曲か含まれていました。

しかし一番よかったのはジョージ・ハリスンのカバー「Far East Man」で、ここでの雰囲気は極上です。大村憲司経由での体験のようですが、こういったところもYMOチルドレンならではのエピソードです。

そのYMOの「CUE」のカバーはテイストがスケッチ・ショウなので、てっきりコーネリアスのフェイクかと思っていましたが、高野寛の方がリリースが先なんですね。お見それしました。この世界観はpupaにも繋がるので、後々とても大事になるアプローチだと思います。