カーネーション『Hurricane Festival Live & Document』

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3ピースになってからのカーネーションのライブ映像です。こちらは2005年。3人編成になってからのカーネーションはとても演奏がタイトで、まるで別物のようです。ライブとしてもこちらの方が勢いがあっていいんじゃないかなあ。現在はドラムが抜けて2人編成ですが、やはりこの3ピースの頃が一番バランスが良かったと思います。

楽曲自体は90年代の頃の方が名作は多いし、むしろゼロ年代以降の楽曲は無骨になっていくんですが、それはそれで骨太でいいし、何よりライブの熱気が違う。これがその後もずーっと続いているというのは奇跡に近い。よく解散しなかったなあ。この継続がやはり力なんですね。

思えば直枝政広という人は、エキセントリックでもあり詩人でもあって、かつアマチュアリズムも併せ持っている。この人の個人的な、音楽を創らざるを得ない性のようなものが、カーネーションを持続的にさせている。そんな風に思います。でもきっと一人では活動できないんだろうなあ。繊細だから。

今年の野音はやはり観ておくべきイベントですね。