ドリス・トロイ『Doris Troy』

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ジャッキー・ロマックスといいビリー・プレストンといい、アップルはソウル系のアーティストを積極的に世に紹介していた、というよりジョージ・ハリスンがその傾向が強かったように感じます。ポールの場合はメリー・ホプキンだったりする訳で、ジョージに関してはソウルからインドまで幅広く触手を伸ばしていた。そしてこの一連の活動にジョンの影が見受けられないこともまた興味深いですね。

ということでソングライター契約のソウル系統アーティスト、ドリス・トロイの作品ですが、こちらもビリー・プレストン同様、安心して聴けるソウル系の作品に仕上がっていて、かつジョージ・ハリスンからスティーヴン・スティルス、クラプトンからレオン・ラッセルまで総動員での盛り立て方。

それでどうした?という感覚も残るのがアップルのアーティストを聴いていての感想でもあって、いいんだけどその後どうしたの?というのが今ひとつスッキリしない。ジェームス・テイラーのようなパターンもあるので一概に言えませんが、このドリス・トロイはその後どうなったんでしょうか?