クラフトワーク『3-D Catalogue』disc 3『Trans - Europe Express』

f:id:tyunne:20181111081916j:plain

3枚目。どのディスクも収録時間が短いですが、本作に至っては24分というコンパクトな長さ。また、実際の作品とはAB面が入れ替わっている曲順となっています。

昨日の疲れからか、聴いているとまるで子守唄のようで、繰り返される電子音の心地よさに眠気が襲って来ます。こんなに快適な音楽だったかなあ。

音が硬質なのに柔らかく聴こえるのは何故でしょう。恐らくは全体の雰囲気がメロディも含めて癒し系だからなんじゃないでしょうか。欧州特有の憂いを旋律自体は帯びているにも関わらず、音色が柔らかい感じがします。

これ、きっと年齢的なものでしょうね。ラルフ・ヒュッターは46年生まれなので、細野晴臣のひとつ上、つまり72歳なわけで、もう立派なお爺さんです。それ程までにテクノの寿命は長い。驚くべきことです。