ステレオラブ『Switched On Volumes 1-3』disc 3『Aluminum Tunes』disc 1

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続いて98年発表の2枚組1枚目。音源は95年から97年のものとのことですが、どれもポップでいいですね。アルバムも『エンペラー・トマト・ケチャップ』から持っているので、テイストもお馴染みになって来ました。少し楽曲が複雑化したかな。

「ジュールス倶楽部」で観たステレオラブの佇まいはモダンなヨーロピアンのようで、まるで大正期の女性のような印象を残しました。フロントの女性2名がイメージを決定づけるビジュアルになっているんですね。ティム・ゲインらしきギタリストは後ろで懸命にストロークかましていましたが、この実験室加減がとても微笑ましい。

丁度本盤の音源もその時期の頃のもので、やはり活動として乗っていた時期なんじゃないかと思います。退廃一歩手前の工業製品のような瑞々しさがあります。