キング・クリムゾン『Thrak』

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最近また活動が活発になっているキング・クリムゾンのこちらは95年リリース作。『Vrooom Vrooom』は聴いていたので何となく想像はつきましたが、「Red」な感じなんですね。メタル・クリムゾンとしてのダブルトリオ体制で臨んだ意欲作です。

 

しかし聴いた印象は、確かにヘヴィでカッコいいものの、果たしてダブルトリオである必然性はあるかなあ、というもの。この音だったら4人くらいいれば充分なのでは?とはいえここ最近の活動ではドラムが何と3人という構成だったりして、益々分厚い体制になっている。音の厚みは人数が増えることで端的に増していくので否定はしないものの、どうしても必要性に疑問符がついてしまいます。

 

ただ、音の重さ、荘厳さ、力強さは当然ながらあって、ここで表現している音楽が80年代クリムゾンの肯定の上に成り立っていることは明らか。それは80年代好きとしてはウェルカムな方向性です。この時期のクリムゾンが再評価されている感覚もあるので、大変喜ばしいことかと思います。