高橋幸宏プロデュースの2作品をパッケージした再発品です。当時、スーザンだかサンディーだかよく分からずにいたものの、その存在だけは知っていました。但しお金がなくて流石にプロデュース作品にまでは手が伸びなかった。こうして40年の時を経て初めて聴くわけですね。
1枚目は80年リリースの1st。こちらは『音楽殺人』の女性版といった趣です。こうした作品はどうしても参加メンバーや作詞作曲が誰かといったことが気になってしまって、「音楽を聴く」というより「クレジットを聴く」みたいになってしまうんですが、それにしたってYMOの3人に始まって立花ハジメ、鈴木慶一、加藤和彦、巻上公一、大村憲司といった面子が並んでいると、どうしてもそこに目がいってしまいます。
積極的に聴くものでもないですが、時代の残した一つの記録作品として記憶に留めておくのは悪くない、くらいの感じでしょうか。