マイルス・デイヴィス『Round About Midnight (Special Edition)』disc 2

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2枚目はライブになります。冒頭の曲はマイルスがコロンビアと契約するきっかけとなったニューポート・ジャズ・フェスティバルの演奏で、セロニアス・モンクジェリー・マリガンなんかと一緒に表題曲を演奏しています。これでマイルスの運命が変わった。

 

二曲目以降は初代クインテットのライブ。『Workin'』の冒頭に入っている「It Never Entered My Mind」のイントロが聴こえてきた時にはハッとしました。いいですねえ。「Salt Peanuts」の演奏も凄いなあ。僅か30分程度ではありますが、強烈な印象を残すライブです。マイルスの声も入っていて、既にこの頃から地を這うような声だったことがわかります。

 

次に聴く『スティーミン』でこの50年代中盤のクインテットの録音物はコンプリートとなりますが、ここからさてどう広げていくか。50年代前半にいくか、それとも60年代に下るか、考えどころです。