デュークス・オブ・ストラタスフィア『Psurroundabout Ride』disc 1

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XTC変名サイケバンドのスティーヴ・ウィルソンによるミックス再発が出ました。『Apple Venus』の前にこれか。恐らくコリン・ムールディングの許可がまだ下りてないんですね、きっと。

 

『25 O'clock』が85年、『Psonic Psunspot』が87年ですので、XTCでいえば『Skylarking』や『Oranges & Lemmons』の頃。絶好調密室箱庭ポップの頃ですね。そんな中でこのサイケバンドはむしろバンドサウンドでしたので、妙に新鮮に響いたことを思い出します。発売時は本当によく聴きました。

 

今回のミックスでは音がずいぶんと整理されて、もちろん今まで聴こえなかった音も聴こえてきて発見も多いんですが、デュークスの場合はむしろ混沌の方に魅力があるので、こうしたクリアな音というのが果たして似合うかというと微妙な感じがします。

 

同時にアナログも再発になってますが、むしろそちらの方が音圧も高くて面白い音なんじゃないかと推測しますがいかがでしょうか。そして相変わらず機材の関係で5.1chは老後の楽しみ、ということで老後ってもうすぐじゃないのか?と思いつつ。