鈴木慶一をして「店頭在庫を全て買い占めたい」と言わしめたデンマークのバンド、ギャングウェイがなんと23年ぶりに新作を出しました。活動休止中にせっせと聴き進めてきましたが、よもや再結成するとは思ってもいませんでしたので、これは驚きのニュースでした。昨年夏のリリースですので、やっと手にしたことになります。
Apple Musicで聴いてはいましたが、それにしても音が全く変わらない。これが90年代の作品だと言われても納得してしまいそうです。なぜこんなに変わらないんだろう。
まず楽曲が美しい、という良い面で変わらないところはとても素晴らしいことだと思います。一方で、サウンドの作り方が変わらないのは一体なぜか?あえて以前の音に寄せているんでしょうか。それも考えられますが、ここで果たして進化させる必要があるのか?という問題もあります。求められているものに素直に従った、ということかもしれません。
問題は継続するのか、という点ですね。このまま行ってくれても嬉しいですし、新機軸を示してくれても良いと思います。基本は楽曲が良質であれば恐らく何とかなります。