元フィフス・アベニュー・バンドのピーター・ゴールウェイの07年作品。近作はほとんど聴けてないんですが、結構コンスタントに作品をリリースしているようで、少しフォローが必要です。先日通勤時にiPHONEでピーター・ゴールウェイを聴き直してやっぱり良かったので、本作にも手が伸びました。
聴いた印象は「生々しいな」というもの。基本的に弾き語りなんですが、音が良いのですぐ近くで聴いているかのような感覚を持ちます。この質感は誰に近いんだろう、と聴きながらずっと考えていましたが、後期のジョニ・ミッチェルがこんな感じだったな、と思い出しました。ヒリヒリして、でも温かくて、直接語りかけてくる。
ピーター・ゴールウェイの魅力はグルーヴィーな楽曲にもあるので、そうした感覚が余りないのは少し残念ですが、それでもこの佇まいは独特です。少し聴き込まないと分からないかもしれませんね。